一日の疲れを癒すバスルームを、より快適な空間に。

最新の設備と断熱仕様で、寒さや滑りの不安を解消。掃除のしやすさや省エネ性能も向上し、家族みんなが安心してくつろげる空間に生まれ変わります。
毎日の疲れをやさしく癒す、心と体に寄り添うバスルームをお届けします。

ユニットバス・浴室リフォーム費用の相場目安

ユニットバス・浴室をリフォームする場合費用は大きく「100万円未満」「100万円以上150万円未満」「150万円以上」の3つに分けることができます。
ユニットバスの交換は100万円前後から可能ですが、その場合、水栓の位置や壁と床の材質のバリエーションが少ない価格帯といえます。
そのため、最高グレードとはいかないまでも、デザインが豊富で掃除もしやすいタイプを選び、100万円以上150万円未満の費用をかけてリフォームを行う人が4割以上と最も多く、100万円未満でリフォームを行う人が4割弱、150万円以上の費用をかける人が2割弱です。

ユニットバス・浴室リフォームを決めた理由は

リフォームを行う第一の目的は、「今ある不満を解消すること」です。
リフォームに着手する前に、リフォーム会社の担当者としっかり話し合い、解決したい問題点を明確にしておくのは、非常に大切なことです。

タイル浴室の使いづらさを解消するためにユニットバスへ
戸建て住宅の場合は、昔ながらのタイル浴室を、ユニットバスにするためにリフォームをする方が多くいらっしゃいます。
浴室内が寒かったり、入り口の段差が気になったり、湯船の縁が高くてまたぎにくかったりといった使いづらさを解消したいというのが、一番の動機となっています。

経年劣化
マンションの場合、「ユニットバスの鋼板の壁が内部で錆びたことが原因で、浴室の壁材が下のほうから膨らんできた」「浴室の壁のコーティングが割れてきた」など、経年劣化により壁材・床材や配管が傷み、水漏れが心配になったというのが、リフォームを決めた理由の第1位です。
万が一、階下に水漏れしてしまうと、大きなトラブルにもつながりかねません。そうなる前に、浴室のリフォームを考える方もいらっしゃいます。

カビや暗さなどのお悩み解消
「浴室の隅や天井のカビが気になる」「古い浴室なので全体的に暗い」などのお悩み解消のために、リフォームをする方も多くいらっしゃいます。

価格帯の違い

ユニットバス・浴室リフォームは、水栓の数や位置、浴室のデザイン、浴槽の素材、壁材・床材の素材、掃除のしやすさ、照明、換気扇、そのほかのオプションの違いからくるものです。

100万円未満のリフォーム

※写真はイメージです

100万円未満、60万円~でのリフォームは、現在の浴室と同じサイズのユニットバスへの取り替えが可能です。
基本的に、水栓は浴槽と洗い場の兼用となり、浴槽と洗い場のあいだに1ヵ所ついているデザインとなります。
また、カウンター付きなどでも、各社製品によって多少のデザインの違いはありますが、選べるデザインは限定されます。シリーズによって、汚れがつきにくい壁や水はけのいい床、掃除が簡単な排水口などをいくつか標準装備しているものもあります。

100万円以上150万円未満のリフォーム

※写真はイメージです

100万円以上150万円未満の費用をかけてのリフォームでは、配管スペースなどを極力小さくした商品であれば、洗い場・浴槽ともに5cm程度スペースを広げることが可能な商品もあります。たった5cmとはいえ、マンションの浴室は「1418サイズ」(140cm×180cm)や「1216サイズ」(120cm×160cm)などが多いですから、5cm広がっただけでも広々と感じられます。

100万円前後でのリフォームに比べて、壁一面にアクセントパネル材を配置したり、浴槽・鏡の形状、床やアクセントパネルの色・素材・デザインを幅広く選べたりするなど、自由度が高いのが特徴です。また、このクラスのユニットバスのほとんどが、カビがつきにくい壁や水はけの良い床を装備しているため、掃除がしやすくなります。特に、タイル浴室や100万円未満のユニットバスからこのクラスに変更し、掃除のしやすさに驚いたという方は多くいらっしゃいます。

150万円以上のリフォーム

※写真はイメージです

150万円以上のリフォームでは、100万円以上150万円未満クラスの設備に、さまざまなオプションを加えることで、より自由度の高いカスタマイズが可能になります。
例えば、人工大理石素材の浴槽にしたり、ジェットバスにしたり、打たせ湯など多彩な感覚を再現した多機能シャワーヘッドなどをつけたりすることで、より自分好みの空間を作ることができます。

リフォーム費用の内訳

ユニットバス・浴室のリフォームにかかる費用は、主に「ユニットバス商品価格」と「工事費」の2つの部分からなり、その他諸経費や消費税がかかります。見積書の内訳についてチェックしてみましょう。

ユニットバス・浴室本体価格
ユニットバス本体の価格は、どの商品を選ぶかによって異なります。
オプションをつける場合は、この項目にオプション金額が加算されます。

工事費
交換工事全般にかかる費用で、解体・組立工事や配管工事、廃棄処分費、配送費などからなります。築年数が古い場合などは、配管引き換え工事や電気の配線工事、石綿除去工事が必要な場合もあります。
工事費は、商品独自のオプション等は別ですが、どの商品を選んでも工事費は大きく変わりません。ユニットバスをつかった浴室リフォームで価格が大きく変わるのは商品代によるところが大きくなります。

  • 工事前養生費:搬入・搬出や工事によって、床や壁が傷付かないように、シートなどで保護するための費用です。
  • ユニットバス解体費、廃材処分費:既存のユニットバスの解体、搬出、処分にかかる費用です。
  • 配管工事費:給湯管、給水管、排水管の工事費用です。基本的には、今ある管と結び替えます。老朽化により、管その物の交換が必要な場合は、別途料金がかかります。
  • 電気工事費:電源、配線、換気扇をつなぐ工事です。浴室乾燥暖房機を設置する場合は、電気のブレーカーから直接100Vの単独配線を引くための別工事が必要な場合もあります。
  • ユニットバス搬入組立費:新しいユニットバスを組み立てるのにかかる費用です。
  • 浴室ドア枠取り付け費:浴室のドア枠とドア取り付けの際に、部分撤去した洗面所側の壁の修復・枠を取り付けるための費用です。
  • 土間コンクリート打設費:ユニットバスの重さを支えるために、地面にコンクリートを打設します。タイル浴室からユニットバスへのリフォーム限定でかかる費用です。
  • 換気扇ダクト接続:壁に穴を開け、換気扇をつなげられるようにします。換気扇のないタイル浴室からユニットバスへのリフォームの際にかかる費用です。

工事費は基本的には一定ですが、水道管を根本から取り替えたり、浴室乾燥暖房機設置のために分電盤から直接電源を引いたり、石綿が使われた素材があった場合の除去など、プランに想定された工事を上回る工事が必要な場合は、別途料金がかかりますので注意が必要です。
配管工事などは、キッチンやトイレも関わってきますので、全体のリフォームと併せて行うのがおすすめです。