毎日何度も訪れる場所だから、清潔で心地よい空間に。

きれいに保ちたいけど、掃除ばかりに時間をかけていられない。自分でキレイを保ってくれるトイレが増えています。
またここ数十年で使用水量は約半分以下になり、昔ながらのトイレからの切り替えは、水道代を考えると大きなメリットです。

トイレリフォーム費用の相場目安

トイレのリフォームの価格帯は、「洋式トイレから洋式トイレへの交換」の場合、大きく「15万円未満」「15万円以上25万円未満」「25万円以上」の3つに分けることができます。
トイレのリフォーム価格は、便座のタイプとグレード、オート開閉や温水洗浄などのオプションをどこまでつけるかによって決まります。

トイレリフォームを決めた理由は

リフォームを行う第一の目的は、「今ある不満を解消すること」です。
リフォームに着手する前に、リフォーム会社の担当者としっかり話し合い、解決したい問題点を明確にしておくのは、非常に大切なことです。

きれいにしたい
トイレは家族が毎日使うことに加え、来客時にも必ず使われる場所だけに、単純に「きれいにしたい」という需要が多いです。

②便座、タンクの故障や水漏れ
トイレは、「便器」と「タンク」、温水洗浄機能などを搭載が選べる「便座」の3パーツから成り立っています。タンクや便器が壊れるタイミングは便座の交換のタイミングとは異なる事もあって、便座が壊れたタイミングで工事するケースが多いです。
便座に関しては、一般的な電化製品と同様に平均寿命は10~15年です。
タンクの故障や水漏れは、パッキンを始めとした部品の劣化が原因なことが多いです。
タンク内が水漏れして部品交換による修理をする場合、応急処置の意味合いが強く、1、2年でまた水漏れするケースもあります。
そのため、便器と床が接している部分の水漏れを修理する場合は一度便器を外す必要があるので、この時には修理ではなく交換する方がおすすめしています。

価格帯の違い

洋式トイレから洋式トイレへのリフォームの価格は、まずトイレがタンク付きタイプかタンクレスタイプかで、大きく変わります。
タンク付きタイプ同士の交換は、「温水洗浄」と冬場も便座を暖かく保ってくれる「暖房便座」の機能を備えた標準的な商品が15万円前後。便座が持つ機能が少なければこれより安くなり、逆にオート開閉やリモコン洗浄、オート洗浄などの機能が追加された商品だと高くなります。
タンクレスタイプの場合は、最初から「温水洗浄」「暖房便座」「壁リモコン」の3つがセットになっており、価格は25万円前後が最低ライン。オート開閉や自動洗浄など、さまざまな機能を備えた商品であるほど価格が上がるのは、タンク付きタイプと同じです。

15万円未満のリフォーム

※写真はイメージです

「温水洗浄」「暖房便座」機能の両方、もしくはその一方が不要なら、10万円前後の費用でタンク付きタイプへの交換が可能です。
見た目や機能は、ほぼ「昔ながらの陶器の洋式トイレ」と同じですが、使用水量において大きな差があります。現在、洗浄に必要な水の量は、ほぼ、どのメーカーでも1990年代初頭の製品の半分ほどになっていますので、節水という点だけでも十分リフォームの効果を感じることができます。

15万円から25万円未満のリフォーム

※写真はイメージです

タンク付きで、「温水洗浄」と「暖房便座」を備えた一般的なタイプのリフォームが、15万円以上25万円未満の価格となります。
同じ価格帯でも、操作パネルの位置(便座の横についているか、壁についているか)や温水洗浄の機能面において、メーカーによる違いがあります。
どのメーカーの製品も便器にふちがない形状で手入れがしやすい物が多く、脱臭機能や洗浄ノズルオートクリーニング機能なども備えているトイレ便座もあり、そういったトイレであれば日々の手入れが楽なになります

25万円以上のリフォーム

※写真はイメージです

25万円以上のリフォームになると、タンク付きタイプなら「温水洗浄」と「暖房便座」に加え、「壁リモコン」や「温風乾燥」、センサーが反応して蓋を自動で開け閉めしてくれる「オート開閉」、自動で流してくれる「オート洗浄」などの機能を備えた便座が選べます。
また、タンクがない分広く使えるタンクレスタイプを選ぶことも可能ですが、水圧が低いと使用できないため、マンションの上層階などでは設置できないこともあります。
床や壁紙を変えると一層リフォーム感がでますので、併せてリフォームするお客様も多いです。

リフォーム費用の内訳

トイレのリフォームにかかる費用は、「トイレ本体の価格」と「工事費」の2つの部分からなり、その他諸経費や消費税がかかります。見積書の内訳についてチェックしてみましょう。

トイレ本体価格
トイレ本体の価格は、タンク付きかタンクなしのどちらのタイプを選ぶか、どこまで機能がそろった便座を選ぶかによって変わってきます。

工事費
交換工事全般にかかる費用で、組立・解体工事や配管工事、廃棄処分費などからなります。
主な項目としては次のとおりです。

  • 工事前養生費:搬入・搬出や工事によって、床や壁が傷つかないように、シートなどで保護するための費用です。
  • 既存のトイレ・便器解体費、便器撤去、廃材処分費:既存のトイレの解体、搬出、処分にかかる費用です。
  • 新規トイレ・便器取り付け費:新しい便器と便座を取り付けるためにかかる費用です。
  • 給排水接続費:トイレを使用する上で欠かせない、給水・排水を接続するための費用です。
  • 電気工事費:コンセントがないトイレに暖房便座を設置する場合、電源を引いてコンセントをつける工事が必要となります。

このほか、床の修復、張替え、壁紙の張替えなどもセットで行う場合には、別途費用がかかります。